ITコンサルから、未経験でVCの世界へ。技術バックグラウンドを持つキャピタリストがXTech Venturesで発揮する真価
独立系ベンチャーキャピタルとして、幅広いスタートアップへ積極的に投資を行うXTech Ventures(以下、XTV)。そんなXTVでのキャピタリストというキャリアを志し、2025年6月にアソシエイトとして参画したのが桑江竜威です。
ITコンサルタントとしてクライアントの業務効率化やシステム開発の現場を経て、なぜ今、未経験の業界であるXTVというフィールドを選んだのか。そして、彼が体現する「エンジニアリング×キャピタリスト」の強みとは。入社から半年が経とうとする現在の率直な想いと、これからの挑戦について話を聞きました。
2023年一橋大学卒業後、アクセンチュア株式会社に入社。ITコンサルタントとして、クライアントの業務効率化・自動化の推進に従事。要件定義から設計、開発、運用・保守まで一連のプロセスを経験。2025年6月、XTech Venturesに参画。
「沖縄への貢献」から始まったキャリアの模索
─まずは、桑江さんのこれまでのキャリアと、VC業界に興味を持ったきっかけについて教えてください。
桑江: 私のキャリアの根底には、出身地である「沖縄への貢献」という想いがあります。学生時代から、将来は地元に貢献できるような仕事をしたい、と漠然と考えていました。その手段として、経済的なインパクトや新しい価値を生み出す「スタートアップ」に可能性を感じていたんです。
ただ、大学卒業の時点ではすぐにスタートアップの世界に飛び込むのではなく、ITのスキルを身につけて沖縄に貢献したいと考えて、ITコンサルタントとしてアクセンチュアに入社しました。そこでは約2年間、クライアント企業の業務効率化や自動化のプロジェクトに従事し、要件定義から開発、運用まで、いわゆる「モノづくり」の現場を経験させてもらいました。
─充実したキャリアに見えますが、そこからなぜ転職を考えたのでしょうか?
桑江:ITコンサルタントとしての仕事は非常にやりがいがありましたし、楽しかったです。しかし、プロジェクト単位で仕事が進むため、関われる領域が限定されてしまう感覚がありました。「特定のプロジェクトだけでなく、業界全体を変えるような動きに関わりたい」という思いが強くなっていったんです。
そう考えたときに、学生時代に少し興味を持っていたVCという仕事が再び選択肢として浮上しました。VCは、世の中を変えようとする数多くの起業家を支援でき、より大きな視点で社会課題の解決に関われるのではないか。そう思い、転職活動を始めました。

「全方位」への投資と「媚びない」姿勢に惹かれて
─数あるVCの中で、なぜXTVを選んだのですか?
桑江:理由はいくつかありますが、最大の決め手は「投資領域の広さ」と「カルチャー」の2つです。まず、私は特定の領域に絞るのではなく、「オールジャンル」で投資活動を行いたいと考えていました。XTech Venturesはそれらを満たしており、幅広いフェーズや業種のスタートアップに関われる環境がありました。
そしてもう一つ、Webサイトや発信されている記事を通じて感じた「カルチャー」への共感です。特に、XTVが掲げている「起業家への提供価値」や、代表の手嶋らが常々口にしている「持論はあるか」というスタンスに強く惹かれました。
─ 「持論はあるか」という点は、具体的にどう響いたのでしょう?
桑江: VCとして周りの意見や世間の潮流に流されるのではなく、明確なロジックと信念に基づいて自分自身の考えを持つ。その姿勢がかっこいいなと思いましたし、ここでならプロフェッショナルとして成長できると確信して、入社を決めました。

コンサル時代の「受動」から、VCとしての「自走」へ
─実際に入社してみて、前職とのギャップはありましたか?
桑江: 正直言うと、かなりありました(笑)。一番の違いは「仕事の作り方」です。 前職の大手コンサルティングファームでは、会社や上司からアサインされたプロジェクトがあり、振られるタスクを高い品質でこなすことが求められていました。ある程度レールが敷かれていて、そのレールの上をどう上手く走るかという勝負です。
しかし、XTVに入社した初日、Googleカレンダーは真っ白でした。「予定がないなら、自分で埋めに行くしかない」。ここでは誰も仕事を与えてくれません。
自分で起業家に会いに行き、自分で投資案件を発掘し、自分でイベントを企画する。文字通り「ゼロから仕事を作りに行く」ことが求められます。
そのため、最初は戸惑いました。カレンダーを埋めたからといって成果が出るわけでもないですし、VCの仕事は投資の結果が出るまでに3〜4年、あるいはもっと長い時間がかかります。「何が正解につながる行動なのか」が見えにくい中で、自分なりの仮説を持って動き続けなければならない。
そこは難しさであり、同時にこの仕事の最大の面白さでもあると感じています。ただ、この「難しさ」を楽しめるようになったのは、やはり起業家の皆さんの存在が大きいです。
─起業家との関わりの中に、やりがいを感じている、と。
桑江: VC業界にいると、毎日「この世の中を変えたい」「こんな未来を作りたい」と本気で語る、ポジティブなエネルギーを持った人たちに出会えます。まだ世に出ていない最新のテクノロジーやアイデアに触れられる毎日は単純に楽しいですし、本当に「最高な仕事だな」と感じますね。
まだ誰にも知られていない原石のようなスタートアップを見つけ、その成長に伴走できる。不確実なものばかりですが、だからこそ、そこに賭ける面白さがあります。
「コードが書けるキャピタリスト」という強み
─ITコンサルタント時代の経験は、現在の業務にどう活きていますか?
桑江:実は、想像以上に活きていると感じています。大きく分けて2つの側面があります。
1つは、投資検討における「技術への解像度」です。 前職では、実際に自分で手を動かしてコードを書いたり、自動化ツールを作成したりしていました。
そのため、エンジニアがどういう思考で開発しているのか、そのプロダクトが技術的にどの程度の難易度なのかを、肌感覚として理解できます。
例えば、起業家から「こういう技術を使っています」「エンジニアを採用すればこうなります」と説明を受けた際、通常ならその言葉を信じるしかない場面でも、「本当にそうなのか?」「もっとこうした方が効率的ではないか」と一歩踏み込んで考えることができます。
ITやSaaSなどの領域においては、この「手触り感」のある知識が、デューデリジェンスの精度を高める武器になっていると感じます。
─もう1つは何でしょうか?
桑江:社内の「業務効率化」です。VCは基本的に少人数の組織なので、どうしてもアナログな業務や非効率な部分が残りがちです。XTVも例外ではありませんでしたが、そこで私の前職のスキルが役立ちました。社内で使っているツールの連携を自動化したり、ちょっとしたスクリプトを書いて業務フローを改善したり。
投資活動という本業以外でも、組織の生産性向上に貢献できるのは、ITコンサル出身ならではの強みかもしれません。
「やりたい」と言えば、即実行できるカルチャーが醍醐味
─ XTVのカルチャーのどこに良さを感じていますか?
桑江: 一言で言えば、「挑戦を推奨し、全力でサポートしてくれる組織」です。 入社してまだ1〜2ヶ月の頃、全国34の金融機関(事業連携・融資・投資の実務担当)との共催イベント「Bank Night」を企画したいと提案したことがありました。
まだ実績も何もない新人の提案でしたが、西條や手嶋をはじめ、チームメンバー全員が「いいじゃん、やってみなよ」と背中を押してくれました。
単に許可を出すだけでなく、集客やコンテンツの中身についても親身になってアドバイスをくれて、結果としてイベントを実現することができたんです。「新人だからまだ早い」といった年次による制限は一切なく、手を挙げれば任せてもらえる。このスピード感とフラットさは、XTVの大きな魅力だと思います。
─代表パートナーの手嶋と西條からは、どのようなフィードバックがありますか?
桑江: 2人とも自身が起業家としてのバックグラウンドを持っているので、フィードバックは非常に実践的かつ率直です。
「変な遠慮はしない」という文化が浸透していて、私の行動や考えに対して、良いことも悪いこともストレートに指摘してくれます。「それは違う」「もっとこうした方がいい」と、その場ですぐにフィードバックをもらえるので、成長スピードは速いと思います。
厳しい面もありますが、それは「放置されていない」という安心感でもあります。自分の成長を本気で考えてくれているからこその言葉だと感じますし、キャピタリストとして視座を引き上げてもらっている感覚がありますね。

求めるのは、知的好奇心と「異色」のバックグラウンド
─今後、桑江さんが目指すキャピタリスト像を教えてください。
桑江: 特定の領域やテーマで「この分野なら桑江に聞け」と言われるような強みを作りたいです。キャピタリストは、一つの産業を創出するくらいのインパクトを出せる職業だと思っています。「この業界は自分が作った」と胸を張って言えるような仕事をすることが最大の目標です。そして将来的には、「沖縄への貢献」にもつなげていきたいですね。ここで培ったネットワークや知見を活かして、いつか地元にも還元できればと考えています。
─最後に、XTVに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
桑江: 私自身がそうであったように、VCやスタートアップでの経験がなくても、全く問題ありません。 「スタートアップ経験がないとダメなのではないか」「CVC等の経験が必要なのでは」と不安に思う方もいるかもしれませんが、XTVはポテンシャルを重視して採用し、入社後にしっかりと育ててくれる環境があります。
個人的には、いろいろなことに興味を持てる「知的好奇心が旺盛な方」と一緒に働きたいですね。また、私のようなITバックグラウンドだけでなく、例えば「理系の博士課程で研究していた」「心理学を専攻していた」「デザインやマーケティングのプロフェッショナル」といった、多様なバックグラウンドを持つ方が来てくれたら面白いなと思っています。
─「異色」であればあるほど、化学反応が起きそうですね。
桑江: そうなんです。投資先の業界も多岐にわたるので、歴史に詳しいとか、エンタメに強いとか、どんな専門性も武器になり得ます。
「自分はVCらしくないかも」と迷っている人にこそ、ぜひ門を叩いてほしい。多様な視点が混ざり合うことで、組織としてもより強い投資判断ができるようになるはずです。
未経験でも、正解のない問いに挑み続けられる方、自ら仕事を作り出すことにワクワクできる方にとって、XTVは最高のフィールドだと思います。ぜひ一緒に、次世代の産業を創っていきましょう。
◼️募集要項:こちら
◼️カジュアル面談: 桑江(XにDMを)
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